ドイツ会計・税務ニュースレター
第41回/移転価格文書化要件の見直し
ドイツ連邦議会は2022年末に厳格化された移転価格文書化要件を再度見直し、適用スケジュールを大幅に前倒ししました。企業は速やかに対応を検討する必要があります。
ドイツの連結納税(オルガンシャフト)は、親子会社間で最低5年間有効な損益移転契約を締結し、従属会社(子会社)の利益または損失を支配会社(親会社)に移転することで、グループ全体での法人税の軽減を図る制度です。しかし、実際の損益移転の方法に関する詳細な定めがないため、税務調査等の際にしばしば議論の的となります。
※本稿は、Grant Thornton AG(グラントソントン・ドイツ)が作成したものを、和訳・編集・加筆したものです。原文(ドイツ語)はこちらをご参照ください。
Contents
・判例による損益移転契約の要件
・決済期間の要件は依然として不明
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