現状の業務運営状況や取引関係を把握し、M&A実行による影響を踏まえた上で、カーブアウト財務諸表の作成、及び後続のSPA及びTSAの財務数値関連の対応、及びクロージングB/Sの作成等もご支援します。

 

1.必要資料の依頼

私たちは、貴社のカーブアウト方針、及び指示・監督のもと、対象事業に係るカーブアウト連結財務諸表の作成の支援を実施します。その上で必要な資料を依頼させて頂きます。

主な依頼資料

事業概要
•対象事業の主要製品・サービスの概要
•会社組織図
•本社、事業所、工場、倉庫等の拠点リスト
•対象事業における人員表(所属部課別、職種別、出向者、転籍者)
•商流が分かる資料
•本社(バックオフィス)のシェアードサービス/アウトソースの状況
•決算スケジュール(月次・年次)

財務情報
•連結精算表(P/L、B/S、C/F)
•連結仕訳帳(連結消去の内訳)
•勘定科目明細
•各種セグメント情報(試算表・対象事業P/L・B/S作成前提・全社費用等)
•対象事業と関連当事者との取引
•対象事業の事業計画・資金繰り表・主要仕入先・販売先実績
•対象事業の各種明細(売上債権・固定資産・棚卸資産・引当・債務等)

その他
•経理規程、原価計算規程、勘定科目規則等
•人事関連規程(給与規程、賞与規程、退職金規程、退職年金規程等)

2.カーブアウト連結財務諸表の作成

概要

•対象事業に係る過去3期分を目途にカーブアウト連結P/L及びカーブアウト連結B/Sを作成する

詳細内容

•カーブアウト方針にもとづいて、対象となる拠点/法人に関して、B/S・P/Lの切り分けを実施
•共通資産負債及び共通費の把握
•対象事業への配賦作業
•内部取引及び関係会社間取引等の把握・考慮
•上記の作業をもとに、対象事業に係るカーブアウト連結財務諸表を作成

論点となるポイント

•親会社や本社から配賦される本社費用の負担の扱い
•親会社や本社に依存するオフィスの扱い(TSA or 買い手準備)
•基幹システム等、IT関連費用の扱い(TSA前提 or 買い手新規構築)
•借入・キャッシュの扱い
•退職金・福利厚生の扱い(清算・補填等)

3.クロージングに向けた支援

カーブアウト財務諸表を作成後の以下の支援も行っております。

•SPA及びTSAの検討の際の財務数値関連の対応
•事業計画や売却価格の検討における財務数値関連の対応
•クロージングB/Sの作成
•クロージング調整への対応
•売却に伴う会計処理のアドバイス