税務情報のみに捉われず、ビジネス・会計・法務に関する情報理解により、網羅的な潜在的税務リスクの発見を実施し、正確な税務ポジションの把握に基づく最適なタックスストラクチャリングの支援を実施します。

 

1.税務デューデリジェンス

私たちは、下記分析をとおして潜在的税務リスクの発見と対象会社の税務ポジションの把握を実施します。また、貴社の想定ストラクチャリングや調査対象会社のステージ等に基づき、リーズナブルな調査範囲や重点調査項目の提案を実施します。


税務デューデリジェンスのアプローチ

•調査対象会社のビジネスや事業規模の観点からの調査
•調査対象会社の税務対応状況の観点からの調査
•税務申告書の作り手の観点からの調査
•税務調査官の観点からの調査

税務DDの調査項目

税務コンプライアンス対応状況の分析
•申告制度の概要、過去の申告書の提出状況、納税状況等、税務コンプライアンス対応状況の分析の実施
•過去の組織再編や資本取引に関する税務対応状況の分析の実施
•関連当事者取引の把握、取引価格の妥当性の分析の実施

税務申告情報の分析
•法人税等の税務申告書をもとに主要な加減算項目の分析の実施
•過年度における繰越欠損金の金額の発生状況及び使用状況の確認、将来における使用見込額の分析(繰越期間、使用制限規定の適用、連結納税制度の影響など)

税務調査の実施状況の確認
•過去の税務調査の実施状況の調査、指摘事項並びに税務当局と議論された事項について確認、改善状況の報告
 

2.ストラクチャリング

当社の豊富な経験と多面的なアプローチにより、M&Aの初期段階からPMIのフェーズまで、臨機応変に税務の観点からのストラクチャリング支援を実施します。

初期的検討
•貴社のM&Aの目的を適切に理解し、様々な手法の考察と最適解に導くための提案を実施します。

デューデリジェンスとストラクチャリング
•初期的検討を踏まえ、税務デューデリジェンスの過程や貴社とのコミュニケーションを通して、ストラクチャリング案の実行可能性の検討とタックスメリット/デメリットの測定を実施します。


最終的なストラクチャリング
•税務デューデリジェンスを通じて発見される調査対象会社の税務リスクを適時に共有し、最終的なストラクチャリング決定を支援します。また、PMIフェーズを想定し、採用したストラクチャリング実施後に要する税務手続きについて整理・報告を実施します。

3.報告書

対象会社の事業規模、事業内容や税務ポジション等を踏まえ、網羅的かつ正確な報告書を作成します。また、貴社との調査結果に関するディスカッションを踏まえて、ニーズに沿った報告書を提供します。

エグゼクティブ・サマリー
•発見された重要報告事項について、重要度がわかるようリスクレベルと測定金額をお示しし、当該リスクに対する留意点や対応策を提案します。

詳細分析
•税務コンプライアンス対応状況の報告は詳細に、税務申告情報や税務調査の実施状況等について、定量情報の報告は正確に、難解な税法解釈については必要な情報をわかりやすく説明する内容となっています。