IBR/中堅企業経営者の意識調査

中堅企業の「女性経営幹部」に関する世界29カ国同時調査を発表

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IBR/中堅企業経営者の意識調査
  • アジア太平洋地域を除く地域で経営幹部における女性比率が30%を超える
  • 日本は引き続き緩やかな上昇傾向を維持するも、他国から大きく引き離され依然として低水準
  • 調査対象国平均で約7割がコロナ禍で生じた新しい働き方が女性のキャリアパスにプラスの影響

「経営幹部に一人も女性がいない」中堅企業の比率は8割の国で改善。しかし日本は引き続きワースト1位

世界29カ国の中堅企業経営者に、「自社の経営幹部の女性比率」について尋ねたところ、全調査対象国29カ国の平均は31%と、2020年3月発表の前回調査結果から2ポイント上昇した。調査対象国29カ国中25カ国にて上昇を記録し、2004年の調査開始以降、今回の調査で初めて30%台の大台に到達する結果となった。

日本の中堅企業における経営幹部の女性比率は15%で、前回調査より3ポイント改善し上昇傾向を維持するも、引き続き調査対象国中最下位となった。

新型コロナウイルスが女性躍進へ与えた影響

新型コロナウイルスが女性躍進へ与えた影響を尋ねたところ、感染拡大によって生じた新しい働き方は、女性がビジネス現場においてより指導的な役割を果たすことを可能にしたと思うと回答した割合は、調査対象国平均では59%と約6割にのぼった一方で、日本では33%に留まった。

また、新しい働き方が女性のキャリアパスにプラスの影響を与えるかどうかを尋ねたところ、調査対象国平均では69%、日本では41%がプラスの影響を与えるとの見方を示した。

 

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