英国会計・税務ニュースレター
2024年第5号/労働党政権下における経済政策運営
2024年7月4日に実施された総選挙において、労働党が過半数の議席を獲得し、キア・スターマー新首相の下14年ぶりとなる労働党内閣が発足しました。本稿では、労働党政権下において見込まれるビジネス・経済への影響について概説します。
2024年3 月に公表された春季財政計画において非永住者に係る所得税制(Non-domicile, Non-dom)の改正が決定され、2024年7月4日実施の総選挙において政権を奪取すると見込まれる労働党政権下においても同様の措置が講じられることが見込まれています。
本稿ではいくつかの例も交えながら、Non-dom制度の改正が個人に及ぼす影響について解説します。
なお本記事は、Grant Thornton UK LLPが作成したものを、弊社で翻訳・加筆・要約したものになります。英文記事の詳細は、Abolition of non-dom status: What might the changes mean for you? | Grant Thorntonをご参照下さい。
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制度概観と総選挙の影響
ルイサ:2024/25年に英国に初めて入国
イライジャ:2024/25年に2度目の滞在で英国に入国
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